閑散期にリスクゼロでお客さまを呼び込む法

ショップリサーチコンサルタントの都築志摩です。

 

2月のような閑散期と言われる時期に、お客さまを呼びこむとっておきの方法があります。

 

経費もかからず、リスクゼロなんですが、たったひとつの難点は、仕込みに時間がかかります。

 

おそらく、今から仕込みを始めたのでは、春の実売期にかかってしまうので……。実売期にやるのには、残念ながら、あまり効果的ではない方法なのです。

 

ショップの店長さん、やり方をお教えしますので、「やれそうだ!」と思う方は、ぜひ次の閑散期と言える8月に向けてお試しください。

 

とっておきの方法とは、「コーディネートアドバイス付き新作商品試着会」を開催することです。

 

 

実施に最適なのは、クリアランスセールの残りと次シーズン先出し商品が混在しているような時期(まさしく、ニッパチ!)です。

 

本部に依頼して、1ヶ月くらい先に投入予定の商品のサンプルを取り寄せてください。そして、お客さまに「試着」していただくイベントを開催するのです。

 

あくまでも「試着会」なので、売り込みません。だから、お客さまには「試着どんどんしてください! 買わなくていいので、どうぞお気軽に!」と言えますし、お客さまは「買わなくていいんだ〜。」と気楽です。

 

事前予約制で、コーディネートアドバイス(パーソナル診断、ファッションアドバイス、名前は何でもOK)を受けるようにすれば、予約の入った時間帯だけスタッフをスタンバイさせればいいので、人員面でもさほど増員する必要はありません。

 

また、販売会ではなくて試着会なので売上は期待できませんが、その代わり仕入れもないので、経費もかかりません。サンプルの運送費くらいですね。

 

このイベントのめざすゴールはココです。

 

試着会に来てくださったお客さまに、1ヶ月後再来店していただくこと。

 

あくまでも閑散期の集客イベントと位置づけるのですが、お客さまに店舗に足を運んでいただくので、売上につながる可能性はゼロではありません。(そこがミソです。)

 

また、試着して気に入ってくださったお客さまに、入荷時期に合わせての来店をお願いするのですが、再来店までの期間、口コミによる情報拡散が期待できます。

 

例えば、2月に試着会に来てくださったお客さまが、次に再来店してくださるタイミングは3月(春休み頃)、長袖の実売のタイミングです。そして、気に入っていただければ、次は4〜5月頃、半袖のタイミング、その次は6〜7月、セールのタイミング……。と、無理なくリピーターになっていただけるように誘導できるのです。

 

そうです。このイベントはリビーターを育てるための種まきなんです。

 

このイベントを成功させるためには、ポイントが2つあります。

 

1.まず、館の担当者の協力を取り付けること。

閑散期は、館側も特別な集客のネタが乏しいものです。店側からの積極的な集客のための提案は、話を聞いてくれる可能性大です。

できれば、他店に声をかけて開催希望店舗を募って、館のイベントとして開催してもらえるといいですね。集客効果は倍増します。

 

2.「開催のお知らせ」だけでなく、「開催した」という事実ををきちんとメディアで報告すること。

開催にあたっては、館のHPやSNS、メルマガ、ショップブログや店アカウント、スタッフアカウントのSNSを総動員して告知します。館の方にPOPやポスターを作ってもらえると、助かりますね。

開催中は、雰囲気が伝わる写真を撮っておきます。(お客さまが映ってくださればベスト!後ろ姿でも構いません。)

また、開催後は、同様にメディアを使って、写真を使った開催報告をしてください。

なぜ、開催報告が必要なのかと言うと、開催の情報を届けることができなかった未来のお客さまに、イベントの楽しそうな雰囲気を伝えることで、「そんなイベントがあったんだ」「次は行ってみたいな」と思っていただくことができるからです。

参加してくださったお客からの情報発信を待つのではなく、店側から意識して情報を拡散させていきましょう。

 

このイベント、実は、埼玉県の某大型ショッピングセンターにて開催実績があります。

 

仕掛けたのは、わたしの会社時代の後輩です。

 

わたしがビジネスコンサルティングを始めたばかりのある年の10月頃、彼女が「店の売上をあげたい」と相談に来ました。彼女の話を聞いて、わたしはこのネタを授けました。彼女は「まず、館の担当者に相談」から始めて、きちんと準備を進めて、見事、翌年の2月に「館のイベント」として開催するに至りました。

 

 

館の担当者の協力のもと、館内店舗に声をかけたところ、全部で8店舗ほどが趣旨に賛同して参加してくれたので、館としても盛り上がるイベントになりました。

 

閑散期に集客することができれば、後々に向けて、とても作戦が立てやすくなります。

 

集客のための仕組みづくりは、館としても大歓迎のはずです。館の担当者とよい関係性を築くことができれば、後々便宜を図ってもらいやすくもなりますし、いいことずくめです。

 

ぜひ、チャレンジしてみてください!