どんな「店長」を育てたいですか?①

経営者の方や、教育ご担当者の方から

「人材育成」や「店長教育」について、ご相談を受ける際、

必ず、している「質問」があります。

「どんな人材(店長)を育てたいですか?」

「どんな人材(店長)が御社にとって、必要ですか?」

 

実は、即答してくださる企業さまは、とても少ないです。

いえ、そもそも、人材育成でお悩みを抱えていらっしゃるから、

ご相談いただいているわけで、

「育てたい人材像」が明確になっていれば、

恐らく、それほど深刻なお悩みではないのかもしれません。

店で言えば、やはり、「どんな店長を育てるか?」を明確にすることが、

その企業そのものの文化、体質、

それを支える仕組み、制度、をも形成すると言っていいでしょう。

 

例えば、良く出てくるキーワードに

――「自立型店長」を育てたい――

というものがあります。

「自ら考え、自ら判断し、自ら行動できる店長」

はい、確かに、「店」は、常に目まぐるしく変化するので

日々、店長自らが考え、行動に移せなくては、

お客さまの心を掴むことはできません。

結果、「売上」につながりません。

 

ですから、トップは、できるだけ、現場に「権限移譲」をし、

「自立型店長」に成長していくことを、願います。

しかし、実際の現場で起こっていることは、

膨大な指示書や、業務書の数々、、、。

「今週はこういう売場をつくってください」

「今週はこのキャンペーンを推進してください」

「今週は急きょ、タイムセールを行って下さい」

これでは、店長は「考えるヒマ」がありません。

目の前の業務をこなすことが、自分の仕事だと思い、

自分で考えて行動することをやめてしまうのです。

 

もし、本気で「自立型店長」を育てたいのであれば、

それを応援する仕組みをつくらなくてはなりません。

例えば、

*本部指示は極力抑え、代わりに、店長が自ら発言できるスタイルの会議やMT、研修の実施

*「報告書」をやめて、「企画書」「計画書」「提言書」を重視する

*本部スタッフや、マネージャ―は、店長の考えを引きだすような、「質問型コミュニケーション」に変える

*自立型店長を評価する仕組みや制度の導入 (表彰や、好事例の水平展開)

・・・・・・まだまだ、たくさんあります。

しかし、「自立型」の人材を育てることは、実は「諸刃の剣」と言われることもあります。

「自立」の意味をはき違えると、

本部の意向を無視して、自分の都合のいいように、

お店を運営する店長が現れる危険性を孕んでいるからです。

 

会社が求める「自立型店長」とは、どういう店長を指すのか?

何ができれば、どんな成果を残せば、そう認めてもらえるのか?

まずは、そこを明確にする必要があります。

そのために、「わが社の、目指すべき店長像」として社内で表彰したり、

その店長が日々行っていることを全店長で共有することで、

「なるほど、、、それが、会社の求める自立型、、っていうことなのか、、、」

と、少しずつ理解を深めていきます。

・・・というように、、、

一言に「自立型店長を育てよう!」と言っても、

本気でそれを成していくためには、

様々な仕組みや、制度を導入し、それを後押ししていかなくてはなりません。

 

でも、ここで気づいていただきたいのは、

「どんな店長を育てたいのか?」を考えることは、

「どんな会社にしたいか?」を考えることと、同じである、ということです。

 

もし、これをお読みのあなたが、店長さんであれば、

「どんなスタッフを育てたいか?」を考えることは、

「どんなお店にしたいか?」を考えることと同じです。

 

今、「人材育成」にお悩みを抱えているのであれば、

まずは、そこから始めていただきたいのです。

すなわち、

「これから、どんな人材を育てたいのだろう」

そして、

「どんな会社(チーム)を、つくっていきたいのだろう」と。

パズルは、「ピース」から作るわけではありません。

最初に完成図を描いて、それを、一つ一つの「ピース」にしていきます。

どんなに素晴らしい「ピース」ができたとしても、

「完成図」にはまらなければ、意味を成しません。

 

さて、あなたは、どんな「完成図」を描きますか?

 

つづく

 

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