新人スタッフの採用面接、成功させるコツ

ショップリサーチコンサルタントの都築志摩です。

 

店長の大切な仕事のひとつは、新しいスタッフの採用です。

 

募集広告を出してほどなく応募があると、ドキドキしますよね。

 

うちのお店に向いている人だろうか。

他のスタッフと仲良くやってくれるだろうか。

 

せっかく応募してきてくれたスタッフ候補なのですから、大切に対応したいですね。

 

ところが、お店はシフト勤務で回していくものですから、常にお店に店長がいるとは限りません。大切な新人スタッフの面倒を、自分が全部見ることはできないのです。

 

店長は、自分がいない時でも、他のスタッフがきちんと新人の面倒を見てくれるように、配慮しておく必要があります。

 

店長時代、その目的で、わたしがやっていたのは、「採用面接は、必ずスタッフを同席させて行う」です。

 

実は、これはなかなか至難の業でした。少人数で店を回していたことが多かったですし、それでなくとも、人員不足で募集をかけていたりするものでしたから。

 

それでも、なんとかシフト調整して、面接にはスタッフを同席させていました。同席させるのはサブ社員が理想でしたが、シフト上難しいこともありました。どうにも人員が足りなかった時は、シフト上休みの学生アルバイトに、面接時間だけ出勤してもらったこともありました。

 

ここまでして「2人で面接」にこだわっていた理由は、同席させるスタッフには、大切なミッションを受け持ってもらいたかったからです。

 

わたしが面接に同席させるスタッフに与えたミッションは、次の2つです。

 

1.応募者がやってきたら、面接会場まで案内すること。その時に「どこから来たの?」「緊張しなくていいよ」等と、声をかけてリラックスさせること。

2.面接会場に来たら、店長の隣に座っていること。特に何も発言しなくても良いが、店長の質問に対する応募者の答え方や反応をよく見ておくこと。

 

面接が終わって応募者が帰っていくと、わたしはスタッフに「どうだった?」と聞きました。好意的な意見が返ってくれば採用候補に入れ、否定的な意見が返ってくれば残念ながら不採用という結論を出しました。(最も、好印象か否か、たいていの場合、意見は一致しました。)

 

さて、このような面接スタイルを取ることで、2つの効果がありました。

 

1.応募者は……。

緊張している自分に声をかけて和ませてくれたスタッフを「はじめての先輩」と見て、親近感を抱きます。採用が決まったら「あの先輩が採用してくれたんだ」と感謝の気持ちを持ちます。(面接の場にいたということは、面接官だと思うものです。)

新しい職場の慣れない環境でも、店長以外に知っている先輩がいると思うと、安心して働くことができます。

 

2.面接に同席したスタッフは……。

応募者に最初に会うのが自分になるので、それなりに緊張しながらも、大きな役目を与えられたという気分になるものです。

自分なりに声をかけて励ましたりすると、応募者に対して情がわきます。採用が決まれば、自分も採用に関わったという意識があるので、新人の出勤時には声をかけたり、仕事を教えたり何かと面倒を見ようとします。

また、他のスタッフにも、新人の印象を前もって伝えたりするので、みんなで迎えようという意識が醸成されます。

 

 

いかがでしょうか。

 

このやり方をしていて、少なくとも、採用してすぐにスタッフが辞めてしまうということはありませんでした。

 

店長ひとりでお店を回すことはできません。スタッフとの協力体制が必要です。

 

新人の採用は、スタッフ同士のコミュニケーション&チームワーク力アップのために、またとない良いきっかけです。

 

共に働く仲間として、スタッフみんなで新人スタッフを迎える体制づくり、採用面接の段階から始めるのが効果的ですよ。

 

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