究極の作業効率化のキモは、売場以外にあります。

ショップリサーチコンサルタントの都築志摩です。

 

少ない人数でお店を回すための作業効率化、どのお店でも課題ですよね。

 

会社員時代、販促担当をしていた時に、大手販売用備品会社の担当者の方にこんなお話を聞きました。

 

「大手チェーンストアでは、売場の効率化を徹底的に進めている。売場の効率化をやり尽くしたら、次に効率化するのは、後方部門しかない。そのために、使い勝手のよい販売用備品の開発や資材の管理方法の見直しを進めている。使いやすさにこだわったオリジナルの備品や収納家具等を開発している」

 

同じレベルをお店で実現するのは難しいことですが……。

 

使いやすさにこだわって、バックルームの商品ストック整理方法や備品や資材の収納方法を工夫することは、できるのではないでしょうか。

 

売場の陳列や演出のやり方について、シーズン毎に指示書が出ているブランドは多いことでしょう。売場での商品陳列は、お客さまが手に取りやすい順番や季節のコーディネート提案等を意識してやりますよね。

 

しかしながら、同じレベルで、お客さまの目に触れない部分、バックルームでの商品ストック方法や資材や備品の収納方法が決まっているブランドは、果たしてどのくらいあるでしょうか?

 

バックルームのストック商品は、どのようなところを意識して整理していますか?

 

 

・商品が売れて減って空いている棚に、そのまま入荷した商品を置いてしまう。

・品種別に分けておいたはずのストックスペースは、いつの間にかなし崩しになってしまう。

・シーズン末期になると、いつも売場に出すのを忘れていた商品が出てきてしまう。

 

これって、案外「あるある」ではないでしょうか。

 

このような状態を防いで、「売れたらすぐ」ストック出しができるようにするには、兎にも角にも、日々のストック整理を習慣化することです。

 

毎日は難しいかもしれませんが、週に1回は、ストック整理の時間を設けるようにしましょう。習慣的に整理することによって、在庫状況を正確に把握できますし、残りわずかな商品の出し忘れを防ぐこともできます。

 

整理のポイントは、「よく売れるもの(=頻繁なストック出しが必要なもの)を、見やすい場所に置く」です。

 

バックルームでの作業時間を短く、つまりバックルームでのスタッフの導線ができるだけ短くなるように、「売れるものが取りやすいように」定期的に商品の入れ替えをしましょう。

 

このような作業、売上にあまり関係ないからと、やりたがらない人もいるかもしれません。

 

しかしながら、スピーディなストック補充ができるような動線設計は、スタッフの移動時間を減らすことにつながります。

 

バックルームでのスタッフの作業時間を減らすことは、スタッフが店頭に立てる時間を増やすことになり、お客さまにとって見やすく買いやすい売場を保つことに有効です。

 

売上アップにつながる作業効率化のために、バックルームの整理整頓に取り組みましょう。(もし、店長が整理整頓が苦手でしたら、得意なスタッフにお任せしてみるのもいいかもしれませんね。)